Story
女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。
明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。
突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。
さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。
そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。
そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。
切れッキレのアクションやブラックなユーモアは勿論どーでもいい会話が癖になる!!
活舌も悪くボソボソ聴き取れないのに、何故こんなに面白可笑しいのか?
どこまで役作りでどこまで演出なのか?
阪元監督作には毎度だが…タランティーノ監督ばりのセンスじゃないか!?
アニメや過剰芝居のコメディばかりの日本映画に新風を吹かせ、「日本じゃJKの殺し屋がいるらしい…」と勘違いさせて欲しいww